メニュー

記事を探す

猫の徒歩通院に使うカート2台を比較|広さ・重さ・畳み方

猫を入れたキャリーを持って歩くと、病院に着くまでに腕が疲れてしまうこともありますよね。徒歩通院のカートを選ぶなら、次の2台が比較の候補です。

  • リッチェル「ミニモ」:6kg以下の猫1匹を乗せ、カート本体の幅と重さを抑えたい方に。
  • コムペット「ルルテイル」:キャリー内に奥行きを取りたい方や、キャリーを外さずに畳んで収納したい方に。

どちらも、猫が中で姿勢を変えられる広さと、玄関から病院まで扱える大きさの両方を確かめることが大切です。2台の内寸・本体重量・畳み方から、通院と収納に合う1台を選んでいきましょう。

猫をペットカートで動物病院へ運ぶ場面を描いたイラスト
病院までの経路に加え、待合室での置き場所も考えて選びましょう。

中の広さと、使用時・収納時の大きさを比べる

ミニモは本体の幅が44cm、ルルテイルは54.3cmです。一方、キャリー内の奥行きはミニモ40.5cm、ルルテイル60cm。取り回す大きさを抑えるか、猫が過ごす空間に奥行きを取るかが、最初の選び分けになります。

比べる点 リッチェル ペットカート ミニモ コムペット ルルテイル(2024年モデル)
キャリー内寸 幅23×奥行40.5×高さ21cm 幅30×奥行60×高さ25cm(幌を除く)
使用時 幅44×奥行70×高さ95.5cm 幅54.3×奥行90×高さ103.5cm
折り畳み時 幅44×奥行29.5×高さ83.5cm(キャリー取り外し時) 幅54.3×奥行46.5×高さ67cm(キャリーを載せたまま)
本体重量 5.1kg 6.4kg
乗せられる目安 体重6kg以下 合計20kg以下・2匹まで
収納時の扱い キャリーと車体を分けて置く キャリーを載せたまま畳む

折り畳み寸法は、ミニモがキャリーを外した車体だけ、ルルテイルはキャリー付きの値です。ミニモを収納する場合は、外したキャリーを置く分のスペースも見込んでおきましょう。

本体重量はミニモが1.3kg軽いものの、軽さだけでは階段や段差を通れるかは判断できません。後半で紹介する使用条件と、病院までの経路も合わせて確認してください。

猫の体格に合う広さを確かめる

耐荷重に収まるだけでは、猫が無理なく過ごせるとは限りません。中で向きを変えられるか、幌を閉じても窮屈な姿勢にならないかを、普段使っているキャリーとも比べてみてください。

通院では、仲のよい猫でも1匹ずつ別のキャリーを使うことがInternational Cat Careのガイドで勧められています。ルルテイルの「2匹まで」はメーカーの使用上限です。通院時の入れ方は別に考え、2匹を連れていく場合も、それぞれを分けて運ぶ方法を基本にしましょう。

通院と収納の仕方に合う1台を選ぶ

リッチェル ペットカート ミニモの商品画像
キャリーを車体から取り外せるミニモ。収納時は車体とキャリーを分けます。

本体の幅を抑え、キャリーを外して使うなら|ミニモ

6kg以下の猫1匹を乗せ、玄関や通路で扱うカートの幅を抑えたい方には、リッチェルのペットカート ミニモが候補になります。本体は幅44cm・重さ5.1kgで、今回の2台ではコンパクトな方です。

キャリーを車体から外せるため、収納時はそれぞれに分けて置けます。付属のショルダーベルトを使った持ち運びも可能です。外したキャリーの置き場所や運び方まで考えておくと、帰宅後も扱いやすくなります。キャリーを車体へ戻す前には、ショルダーベルトを外してください。

  • キャリー内寸:幅23×奥行40.5×高さ21cm
  • 使用時:幅44×奥行70×高さ95.5cm
  • 折り畳み時:幅44×奥行29.5×高さ83.5cm(キャリー取り外し時)
  • 本体重量:5.1kg
  • キャリーの対象:体重6kg以下
  • バスケット耐荷重:2kg

キャリー内の幅は23cmです。体重6kg以下でも、この広さで無理なく向きを変えられるかを確かめてから選びましょう。

コムペット ルルテイル3色の商品画像
赤×グレージュ、黒×グレージュ、青×黒のルルテイル。写真はキャリーを取り付けた状態です。

中の奥行きを取り、キャリーごと収納するなら|ルルテイル

猫が過ごす空間に奥行きを取りたい方や、キャリーを外さずに畳みたい方には、コムペットのルルテイルが候補になります。ここで紹介するのは2024年モデル。内寸の奥行きは60cmで、ミニモより19.5cm長くなります。

本体幅は54.3cm、使用時の奥行きは90cmあるので、玄関やエレベーターで向きを変える余裕も必要です。収納時はキャリー付きのまま高さ67cmまで畳めます。

  • キャリー内寸:幅30×奥行60×高さ25cm(幌を除く)
  • 使用時:幅54.3×奥行90×高さ103.5cm
  • 折り畳み時:幅54.3×奥行46.5×高さ67cm(キャリーを載せたまま)
  • 本体重量:6.4kg
  • 耐荷重:20kg、2匹まで
  • 装備:前後開閉幌、3か所のメッシュ窓、専用リード2本、サスペンション付きパンクレスタイヤ

内寸の高さ25cmは幌を除いた数値なので、幌を閉じた状態で無理な姿勢にならないかも確かめてください。布製キャリーはお手入れのために取り外せますが、独立した肩掛けキャリーとしては使えません。

購入前に確認したい、病院までの3つの条件

1. 階段や大きな段差を避けられる経路か

ミニモは階段・エスカレーター・段差・ぬかるみ・砂地では使用できません。ルルテイルも階段・エスカレーター・大きな段差での使用が禁止されています。また、ルルテイルに猫を乗せたまま、カートを持ち上げてはいけません。

自宅の玄関から歩道橋、病院の入口、エレベーターまで、経路をたどってみましょう。持ち上げて運ぶことを前提にせず、製品の使用条件を守って通れる道があるかを購入前に確かめてください。

2. 玄関と待合室に置ける大きさか

ドアの開口幅に加え、曲がる場所やエレベーターの中で向きを変える余裕も必要です。病院には、カートで入れるか、待合室のどこに置けるかを事前に聞いておくと当日迷わずに済みます。

畳むときは猫を降ろし、操作部分へ近づけないようにしてください。ルルテイルはカゴや小物入れを空にし、幌を前へ畳んでから折り畳みます。キャリー付きで畳める製品でも、猫や荷物を載せたまま操作することはできません。

3. 徒歩以外の交通手段も使う予定があるか

ルルテイルは、取扱説明書でバス内での使用を禁止しています。バスや電車も組み合わせる予定があるなら、交通事業者の手回り品ルールだけでなく、カート側の使用条件も確認してください。

カートで通れない場所がある場合は、猫の体格に合う別のキャリーで運ぶ方法も考えておきましょう。猫用キャリーバッグの選び方では、持ち運ぶ形や通院時の出し入れを比べられます。

通院前は、家で慣れるところから

初めてのカートを病院へ行く日に使い始めるより、室内で猫が自分から近づくところから慣らしておくと準備しやすくなります。無理に閉じ込めず、猫の様子を見ながら短時間から試しましょう。

  • 乗せ降ろしと停止時:ストッパーをかけ、猫のそばを離れないようにしてください。
  • 使用中:幌を完全に閉じ、付属リードを各商品の説明どおりに装着・調節してください。ミニモは首輪へ取り付け、ルルテイルは猫の上半身が外へ出ない長さに調整しましょう。
  • 待合室:周囲の犬や視線を気にする場合は、通気をふさがない範囲で布を掛ける方法もあります。猫の様子に合わせて工夫し、キャリーを開けるのは病院スタッフの指示に従ってからにしましょう。

まずは自宅の玄関幅と、病院までの段差を確認してみてください。通れる経路が分かれば、猫に必要な広さと収納のしやすさを比べながら選べます。

参考資料