JR東日本の持込み条件と、乗り継ぐ会社のルールを確認する
JR東日本の旅客営業規則第309条では、猫などの小動物を専用の容器へ収納し、持込区間・持込日などを申し出て承諾を受け、手回り品料金を支払って持ち込みます。2026年10月時点の主な条件は次のとおりです。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 容器の大きさ | 三辺の最大の和が120cm以内の専用の容器 |
| 重さ | 猫を容器へ収納した状態で10kg以内 |
| 料金 | 1回の乗車ごと、1個について290円 |
| 収納と周囲への配慮 | 全身を収納し、ほかの乗客へ危害や迷惑を及ぼすおそれがないこと |
この条件はJR東日本のものです。駅までの私鉄や地下鉄、乗り継ぐ別のJR会社も各社の案内を確認してください。形やサイズに迷う容器は、使う駅へ事前に相談しておくと、当日に困りにくくなります。
キャリーは使用する形で外寸を測り、猫を入れた総重量を量る
- 外寸を測る:猫を入れて使う形にし、ポケットや本体の張り出しも含め、最大の幅・奥行き・高さを測ります。
- 総重量を量る:猫、本体、敷物、付属品を含めた持込み状態で量ります。
- 内側の広さを確かめる:猫が立つ、横になる、向きを変える動きができるか確認します。
柔らかいバッグは、荷物を入れてふくらむと外寸が変わることがあります。公称寸法の合計だけでなく、実際の使用状態で測りましょう。猫5.0kgと本体1.3kgで6.3kgになり、さらに敷物や付属品が加わります。
メーカーの適応体重はキャリーの使用条件で、鉄道会社の総重量条件とは別です。体重の範囲内でも、猫の姿勢が内寸に収まるかを確かめてください。
車や通院で使うキャリーが、持込みサイズを超えることも
リッチェル キャンピングキャリーファインR ダブルドア Mは外寸40.5×55.5×37.5cm、三辺合計133.5cmです。JR東日本の120cm以内という条件を超えるため、今回の持込み候補には入りません。
駅まで歩くなら、内寸と重さでリュック型を選ぶ
徒歩区間で両手を空けたい場合は、リュック型も選択肢です。背負う揺れへの反応を家で確かめ、猫が過ごす内寸と本体の重さを比べましょう。

Add.Mate Liscio CAT リュックキャリー グレー
内側の奥行きを優先したい方に。necocoより4cm大きい形です。サイドハンドルを使えば両手で持つこともできます。三辺の合計だけでなく、敷物を入れた内側で猫が姿勢を変えられるか確認しましょう。
- 外寸:約幅35×奥行30×高さ38cm。公称三辺合計103cm
- 内寸:約幅33×奥行28×高さ35cm
- 本体約1.3kg、適応体重8kgまで

Petio necoco リュックキャリー ブラック
本体の重さを抑えて持ち運びたい方に。Liscio CATより約370g軽く、内側は幅が広く奥行きが浅い形です。猫が横になる姿勢で収まるか確かめ、メッシュ窓のカバーは通気を残して調整してください。
- 外寸:幅40×奥行28×高さ38cm。公称三辺合計106cm
- 内寸:幅39×奥行24×高さ35cm
- 本体約930g、適応体重8kgまで
公称外寸の合計は2製品とも120cm未満ですが、持込みの判断には使用状態、総重量、全身の収納も関わります。購入前に実測と猫の体格を確かめ、利用する駅の案内に従ってください。
当日は駅で手回り品きっぷを購入し、移動時間に余裕を取る
JR東日本では、利用当日に最初に乗る駅の改札口で、猫を入れた容器を係員に見せて手回り品きっぷを購入します。
- 家で準備:猫を入れ、すべての開口部とロックを閉める。
- 駅で申し出る:係員に容器を見せ、乗る区間を伝える。
- きっぷを携帯:容器の見やすい場所へ付ける。付けにくい場合は携帯し、求められたら示す。
帰省時期は手続きやエレベーター、ホームへの移動にも時間がかかります。発車直前の到着を避け、利用する駅に合わせて余裕を取りましょう。自分の大きな荷物を減らすと、猫の容器を安定して運びやすくなります。
移動中は全身を収納し、到着後の静かな部屋で開ける
駅、乗り換え中、車内では猫の全身をキャリーに収め、頭や足を外へ出さないでください。脱走を防ぎ、ほかの乗客へ配慮するためにも、鳴いているからといって膝へ乗せるために開けません。排泄に備えて底に吸水シートを敷き、交換用品を用意します。
軽い布で外からの刺激を減らす場合は、通気口を残します。冬の屋外から暖房の効いた車内へ入ったら、掛け方を調整しましょう。通路や出入口をふさがず、容器が安定し、猫の様子を見られる位置へ。座席周りの収まりが分からなければ、利用する会社へ確認してください。
実家では、水、いつものフード、トイレを用意した静かな別室へ運び、窓とドアを閉めてから開けます。移動前から強い不安や酔うような症状がある猫は、同行の日程を決める前に獣医師へ相談しましょう。
まずは今のキャリーを使用状態で測ってみてください。合う形を探すときは用途別のキャリー選びも参考になります。揺れを嫌がる猫には、手で運ぶ形や移動方法の変更も含めて考えられます。
