まずは用品を置き、猫が動ける広さと室温を整える
ケージを選ぶときは、トイレ・水・食器・寝具を置いた内側の広さを考えます。外寸が大きくても、トイレで床が埋まる場合があります。今使っている用品を測り、猫が向きを変えたり体を伸ばしたりできる余白を確かめましょう。
- トイレ:下段へ置き、入口と出入りする床を空けます。
- 食事と水:トイレからできるだけ離し、砂や寝具で水が汚れにくい位置へ。
- 寝床:体を伸ばせる広さを確保します。高い棚を使うなら、段差と下りる場所も合わせます。
- 掃除:猫を押しのけずに、食器やトイレを取り出せる配置にします。
棚へ上がりにくい猫は、床で食事や水を使える広さが必要です。部屋では直射日光やエアコンの風が当たり続ける場所を避け、猫が過ごす高さの温度も確かめてください。閉じたケージでは、暑さや寒さから離れられる範囲が限られます。
猫の反応に合わせて、ケージに慣らす3ステップ
ケージを置いたら、いつもの寝具を入れ、扉を開けたままにします。猫が近づき、入ったり出たりできる場所から始めてください。入ったその場で扉を閉めず、休む、食べる、外へ出るといった普段の動きができるか確かめます。
- 扉を開けた寝床として使う:いつもの寝具を置き、猫が自分から入って休むのを待ちます。入った直後に閉めず、出入りできるようにしておきます。
- 在宅中に少しだけ扉を閉める:中でくつろげるようになったら、飼い主がそばにいる状態で閉めてみます。落ち着いているうちに開け、その回は終えましょう。
- 別室から短い不在へ進む:扉を閉めても落ち着ける回が続いたら、飼い主が少し離れ、別室に行く練習へ進みます。その後に短時間の外出を試します。
追い込んで入れたり、叱った後に閉じ込めたりせず、休む場所として使いましょう。慣れるまでの日数は猫によって違います。何日後に出勤で使うと決めるより、その日の反応に合わせて進めてください。
不在中の様子を確かめ、強く嫌がるときは中断する
短時間の外出を試したら、帰宅後に猫の様子と、食事・水・トイレの状態を確かめます。長く留守にする予定へ急いで合わせず、前の段階で落ち着けていたかを基準に進めましょう。
次のような様子が出たら、扉を開けて練習を中断してください。
- 鳴き続ける。
- 柵へ激しく飛びつく。
- 体をぶつけて出ようとする。
慣れるまで閉めたまま待つ必要はありません。強い反応が続く場合は、体調や痛みも含めて動物病院へ相談しましょう。
ケージを使う目的と時間も一緒に考えましょう。来客中や家の危険箇所を直す間など、必要な場面に使い、部屋で動いたり遊んだりできる時間を確保します。長い留守番に合わない猫には、コードや危険物を片付け、窓と扉を対策した一室を整える方法もあります。
留守番用ケージ2台を、世話のしやすさと奥行きで選ぶ
トイレを取り出しやすい扉を重視するならリッチェル、通り道への張り出しを抑えるならアイリスオーヤマが候補です。どちらも、部屋への収まりと、用品を置いた後に猫が動ける内側の広さを合わせて選びましょう。

リッチェル 木製お掃除簡単キャットサークル M
トイレや寝具を取り出しやすいケージを探すなら、下段を広く開けて世話ができるこちらが向いています。下段の前面を引き上げて開けられ、棚板とハンモックが付属します。
- 外寸:幅90×奥行57×高さ172cm。
- 体重目安:8kg以下。
- 扉の前と、トレーを引き出す場所を空けて設置します。

アイリスオーヤマ 広々スリムキャットケージ HSCC-641
部屋の通り道を残し、奥行きの張り出しを抑えたい人に。トイレを置いた後の床が猫の体格に足りるか、次の寸法で確かめてください。
- 外寸:約幅61.2×奥行43.1×高さ168.2cm。
- 内側の床面:約58.5×39cm。
- 棚:約31.5×37.4cm。各棚の荷重目安は約6kg。
付属の転倒防止ベルトなどは説明書に沿って使い、取り付け先の固定条件も確認します。
詳しいサイズと扉の違いは、猫用ケージの選び方で比べられます。使い始めは在宅の日に。まずは扉を開けたまま、猫が自分で休める場所を作ってみましょう。
