キャリーの防寒準備は、敷物と外側の布から
底には平らなタオルや洗える毛布を敷きます。汚れる可能性があるなら、吸水シートの上に使い慣れた敷物を置き、交換用も一組用意しましょう。
- 敷物を敷く:厚みを抑え、猫が立ったり向きを変えたりできるか確認します。
- 外側に布を掛ける:持ち手と扉を出し、通気口と中の様子を見られる部分を残します。
- 扉とロックを確認する:持ち上げても底が安定し、布が持ち手や飼い主の足に絡まないか試します。
- 布を減らす練習をする:扉を開けず、外側から布をめくったり外したりできる掛け方にしておきます。
新しい布やにおいを警戒する猫には、通院前から敷物入りのキャリーを家に出しておきましょう。入口を開け、猫が自分で調べる時間を作れます。
徒歩・電車・車・待合室で、覆い方を調整する
- 徒歩・屋外の待ち時間:風を受ける面を中心に覆います。地面に置く時間や、風の強い場所で待つ時間を短くできる経路を選びましょう。
- 電車・車の中:暖かくなったら覆いを減らして通気を保ちます。車では説明書どおりにキャリーを固定し、暖房の風を直接吹き込ませないようにします。
- 待合室:室温と猫の様子に合わせ、外からの刺激を減らす軽い覆いへ調整します。
中を見るために屋外やホームで扉を開けないでください。車に着いてからも、猫だけを駐車した車へ残さず、付き添う人と一緒に行動します。
体を縮めている姿だけでは、寒いのか怖いのかは分かりません。普段と違う震えや弱々しさ、呼吸の異変があれば、移動中でも受診先へ連絡して状況を伝えてください。
カイロや湯たんぽを足す前に、受診先へ相談する
子猫、高齢猫、療養中の猫で保温が心配なときは、移動時間、交通手段、外の寒さを受診先へ伝えて準備を相談しましょう。個別の指示がある場合は、その方法を優先します。
自己判断でキャリーへ熱源を足さないでください。
狭いキャリーでは、猫が熱から離れる場所が限られます。カイロや湯たんぽを体へ密着させたり、底いっぱいに置いたりしないようにしましょう。
キャリーを買い替えるなら、敷物を入れた広さと運び方で
今のキャリーで姿勢を保てて安全に運べるなら、敷物と覆いの調整から始められます。敷物を入れると狭い、運ぶのが重いなどの困りごとがある場合は、猫の体格と通院手段に合う形を検討しましょう。

リッチェル キャンピングキャリーファインR ダブルドア M
車で通院し、座席へシートベルトで固定したい方に。前扉と上扉があり、敷物を整えるときにも使い分けられます。敷物を入れた内側の広さと、猫を入れた総重量で持ち運べるかを確かめて選びましょう。
- 外寸:幅40.5×奥行55.5×高さ37.5cm
- 内寸:幅36×奥行54×高さ35cm
- 本体2.5kg、体重目安12kg以下
- シートベルト固定機能付き。固定方法は説明書に従う

Petio necoco リュックキャリー ブラック
短い徒歩区間で両手を空けたい方に。メッシュ窓のカバーを巻き上げ、移動先に合わせて覆い方を変えられます。猫が姿勢を変えられる広さと、背負ったときの揺れへの反応を確かめてください。
- 外寸:幅40×奥行28×高さ38cm
- 内寸:幅39×奥行24×高さ35cm
- 本体約930g、適応体重8kgまで
- 左右と上にメッシュ窓あり
出発前に、敷物と布を合わせた状態で一度持ち上げてみましょう。歩く揺れが苦手な猫には手で運ぶ形も選べます。電車を使う場合は鉄道会社のサイズ・総重量条件も確認してください。通院・避難・車移動のキャリー選びも参考になります。
