どのブラシが合う?毛質と目的から選ぶ
表面の抜け毛・下毛・もつれで使い分ける
ブラシごとに得意な手入れが違います。1本で全部を済ませようとせず、今どんな手入れをしたいかを考えると選びやすくなります。
- ラバーブラシ:柔らかな突起で、表面の抜け毛を集めたいときに。
- アンダーコート用ブラシ:下毛の抜け毛を取りたいときに。毛の長さや体格に合う製品を選びます。
- スリッカー:細いピンで抜け毛を取り、軽いもつれをほぐしたいときに。角度や力加減に注意が必要です。
- コーム:毛を分けながら、小さなもつれや、とき残しを確かめたいときに。
固くなった毛玉をブラシで引き抜くのは避けてください。皮膚に近い毛玉や、痛がるほどのもつれは、動物病院や猫の扱いに慣れたトリマーに相談しましょう。
短毛・長毛だけでなく、アンダーコートも確かめる
短毛でも、毛の密度や下毛の有無は猫によって違います。下毛を取る専用ブラシは、短毛ならどの猫にも使えるわけではありません。アンダーコートがあるか分からないときは、獣医師やトリマーに相談すると選びやすくなります。
長毛の猫は絡まりをためないよう、日々の手入れが大切です。脇や脚の付け根、耳の後ろなどに小さなもつれがないか、優しく毛を分けて確かめてください。
猫用ブラシ3商品を比較
表面の手入れを中心にするか、下毛の抜け毛を取るか、もつれにも対応したいかで比べます。
| 商品 | 主な用途 | ブラシの特徴 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|---|
| Petio プレシャンテ 猫用ラバーブラシ | 表面の抜け毛を集める | 長短の突起がある両面ラバー | なでるような手入れから始めたいときに |
| ファーミネーター 小型猫 短毛種用 | アンダーコートの抜け毛を取る | 短毛・小型猫向けの専用ブラシ | 下毛があり、毛長5cm未満・参考体重約4.5kg未満の猫が対象 |
| Petio プレシャンテ 猫用回転スリッカーブラシ | 抜け毛を取り、軽いもつれをほぐす | 向きを変えられるヘッドと、先丸コーティングの2段ピン | 毛流れに合わせて角度を調整したいときに。長毛・短毛が対象 |

Petio プレシャンテ 猫用ラバーブラシ
表面の抜け毛を集めながら、なでるように手入れしたいときの候補です。長さの違う突起が両面にあり、手入れする場所に合わせて使い分けられます。
金属の歯が付いたブラシに抵抗がある猫でも、まずは短く触れるところから試してみましょう。柔らかなラバーでも、強くこすったり、絡んだ毛を引っ張ったりしないことが大切です。

ファーミネーター 小型猫 短毛種用
表面の毛の下にある、柔らかなアンダーコートの抜け毛を取りたいときに使うブラシです。対象は毛長5cm未満・参考体重約4.5kg未満の猫で、アンダーコートがあることも条件になります。
メーカーの使用目安は週1回、猫では3〜5分です。ただし、嫌がる猫を時間いっぱいとかす必要はありません。毛玉やもつれがない状態で、毛流れに沿って優しく使い、同じ場所を何度もとかさないようにしてください。
主な仕様
| 対応範囲 | 毛長5cm未満・参考体重約4.5kg未満 |
|---|

Petio プレシャンテ 猫用回転スリッカーブラシ
抜け毛を取りながら、軽いもつれをほぐしたいときの候補です。長さの違う2段のピンがあり、先端には丸いコーティングが施されています。長毛・短毛の両方が対象です。
部位に合わせてヘッドの向きを変えられるので、毛流れに沿って当てやすい角度に調整できます。ピンが引っかかる毛玉は無理に引かず、使用前にはピンの曲がりや傷みも確かめましょう。
嫌がる猫には、短い慣らし方から
最初は背中を数回なでるだけで終える
いきなり全身をとかす必要はありません。猫が落ち着いているときに、次のように少しずつ試してみましょう。
- ブラシを見せ、猫が自分から匂いを嗅ぐなどして確かめられるようにする。
- 普段なでられるのを嫌がらない背中などに、軽く数回だけ当てる。
- まだ落ち着いているうちに終え、猫が好きな場所へ戻れるようにする。
取れた毛が少なくても、無理なく終えられれば十分です。毛をたくさん取ろうとして、同じ場所を何度もこすったり、強く押し付けたりしないでください。
離れたがるときは押さえ込まない
耳を伏せる、尾を強く振る、振り返って噛もうとする、離れようとするなどの様子があれば、いったん中断しましょう。無理に押さえ込まず、短い時間で切り上げてください。
赤み、傷、急な脱毛、痛みがある場合は使用をやめ、獣医師に相談してください。また、急に毛づくろいをしなくなったときも、単に「年を取ったから」と片付けず、体調の変化がないか相談しましょう。
猫のブラッシングでよくある質問
毎日ブラッシングしたほうがよいですか?
長く絡まりやすい毛は毎日の手入れが基本ですが、短毛ではそれほど頻繁でなくてよい場合もあります。毛質や猫の反応に合わせ、短く穏やかに行ってください。
ただし、日々の毛並みの手入れと、専用ブラシで下毛を取る頻度は別です。ファーミネーターはメーカーが週1回を目安にしているように、道具ごとの使用方法も守りましょう。
嫌がる猫には手袋型がよいですか?
ブラシの形が変わると受け入れやすくなる可能性はありますが、触られること自体が苦手な猫もいます。手袋型なら大丈夫と決めず、まずは短く触れたときの反応を見てください。
毛玉は自宅で取れますか?
軽いもつれなら、皮膚を引っ張らないよう優しくほぐせる場合があります。固い毛玉や広範囲のもつれ、痛がるものは無理に処理せず、動物病院や猫の扱いに慣れたトリマーに相談してください。
はさみで毛玉を切るのは避けましょう。 毛に隠れた皮膚を傷つけるおそれがあります。
取れた毛の量より、無理なく続けられることを大切に
まずは表面の抜け毛、アンダーコート、軽いもつれのどれを手入れしたいかでブラシを選びましょう。毛質に合う道具でも、最初は短時間で十分です。
猫が落ち着いているうちに終えることを重ねて、日々の手入れに少しずつ慣らしていきましょう。
