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猫のスマートトイレ比較|Catlog Board 2とトレッタの選び方

「尿がいつもより少ない気がする」「多頭飼いで、どの猫が使ったか分からない」。そんな日々の変化を、数字や映像で振り返りたいときに役立つのが、トイレで体重や排泄を記録する機器です。

選ぶ目安は、次の2つです。

  • 今のトイレと猫砂を残したい:Catlog Board 2
  • トイレを使う様子も動画で見たい:トレッタ

尿量はどちらも記録できます。計測の仕組みや必要な消耗品、月額料金の数え方まで比べると、家庭に合うほうを選びやすくなります。

今の猫トイレの下に置く計測ボードと、カメラ付きのスマートトイレを猫が見比べるイラスト
今のトイレの下に置くボード型と、本体を入れ替えるカメラ付きトイレを比べます。

今のトイレを残すか、動画も残すかで選ぶ

最初に考えたいのは、猫のトイレ環境をどこまで変えられるかです。

  • Catlog Board 2:今のトイレの下へボードを置く方式。トイレや猫砂を大きく変えずに、体重と排泄を記録したい家庭に向いています。
  • トレッタ:カメラ付きシステムトイレへ入れ替える方式。体重や尿量に加え、トイレ利用時の動画も残したい家庭に向いています。

どちらも猫に首輪を着ける必要はありません。ただし、トレッタは対応する猫砂とシートを使うため、今のトイレと使い心地が変わることもあります。猫が出入りし、排泄できる環境を優先して選びましょう。

機能・猫砂・電源の違いを比較

比較項目Catlog Board 2トレッタ
設置方法今のトイレの下へ置くトイレ本体を入れ替える
主な記録体重、尿・便それぞれの量と回数、滞在時間など体重、尿量、トイレ回数、利用時の動画など
計測の仕組み重量の変化を測り、AIで排泄行動を判定尿トレイに落ちた尿を重量センサーで計測
猫の見分け方体重やトイレ行動をAIが学習カメラ画像を使った顔認識
猫砂・シート今使っている多くの猫砂・トイレに対応固まらない・崩れない・吸収しないシステムトイレ用の砂とシート
電源単3アルカリ乾電池6本家庭用コンセント
通信2.4GHz Wi-FiとスマートフォンWi-Fiとスマートフォン

入口の高さにも違いがあります。Catlog Board 2は今のトイレの下に厚さ3.5cmのボードが加わり、トレッタの入口は床から約16cmです。特に足腰が弱っている猫では、今の入口との高さの差や、またぎやすさを比べておきましょう。

2匹の猫と、それぞれの猫トイレの下に置かれた計測ボードのイラスト
複数のトイレがある家庭では、記録したいトイレの台数も費用に関わります。

本体価格と月額料金を比較

料金は、本体の購入台数と、サービス料が何に対してかかるかを分けると比べやすくなります。次は2026年9月12日に確認した公式案内に基づく税込価格です。

商品・プラン本体・初期費用(1台)サービス料
Catlog Board 2通常価格19,800円猫1匹につき月980円。6匹目以降は無料
トレッタ・月額プラン初期9,980円1台につき月1,480円
トレッタ・一括プラン64,000円月額不要(サービス料込み)

Catlogは登録する猫の頭数でサービス料が決まり、同じ猫に使う機器を増やしても月額は増えません。1匹分のまとめ払いは1年10,780円、2年19,600円です。本体の新規契約特典は通常価格と条件が異なるため、公式料金ページで確認してください。

トレッタの月額プランはトイレの台数で費用が変わります。最低利用期間はありませんが、解約するとカメラ・計測・アプリの機能は使えなくなります。詳細は公式の月額プランと一括プランで確認できます。

月ごとのサービス料を比べると、次のようになります(本体・初期費用、消耗品代は別)。

  • 猫1匹・記録するトイレ1台:Catlogは月980円、トレッタの月額プランは月1,480円。
  • 猫2匹・記録するトイレ1台:Catlogは月1,960円、トレッタの月額プランは月1,480円。

同じ猫で記録するトイレを2台に増やした場合、Catlogのサービス料は変わらず、トレッタの月額プランは月2,960円です。本体代や購入台数も違うため、月額だけで総額の安さは決まりません。砂やシートなどの消耗品も含めて考えましょう。

2商品の特徴と設置条件

Catlog Board 2

お気に入りのトイレや猫砂を変えたくない猫には、今のトイレの下へ敷くタイプが候補になります。Catlog Board 2は重量の変化を計測し、AIの判定によって尿・便それぞれの量と回数、滞在時間などを記録します。

カメラは使わず、体重やトイレ行動をAIが学習して猫を識別します。首輪なしでも多頭飼いに対応しますが、識別結果が常に正しいとは限らないため、使い始めはアプリの記録と実際の利用状況を見比べておくとよいでしょう。

確認項目仕様・条件
本体サイズ480×335×35mm
本体重量電池を除き約3.1kg
測定可能荷重20kgまで。猫、トイレ本体、猫砂の合計
電源単3アルカリ乾電池6本
計測できる猫の体重500g以上
設置硬く安定した床へ水平に置き、壁や家具から5〜10cm離す

記録したいトイレ1台につき、Board 1台が必要です。20kgの上限は猫だけの体重ではなく、トイレ本体と猫砂も含む点に注意してください。

トレッタ

数字と一緒に、トイレを使う猫の様子も見返したい家庭に向いています。カメラと重量センサーを備えたシステムトイレで、砂とスノコを通って尿トレイに落ちた尿を計測します。

トイレ利用時の映像を自動で記録し、アプリへ通知します。使い始めに画像に写った猫をアプリで教えると、顔認識による識別ができるようになります。こちらも、記録された猫が合っているか確認しながら使いましょう。

確認項目仕様・条件
本体サイズ幅428×奥行561×高さ300mm
入口の高さ約160mm
主な記録体重、尿量、トイレ回数など
猫の確認トイレへ入ったときの動画を記録
電源家庭用電源(AC100V)
猫砂システムトイレ用の撥水する猫砂
設置硬く水平な床。壁などに触れず、強い光が直接当たらない場所

猫砂は、システムトイレ用の固まらない・崩れない・吸収しないタイプが推奨されています。固まる砂を使っている家庭では、トイレ本体だけでなく砂の変更も必要です。シートはトレイの42×29cmに収まる市販のレギュラーサイズも使えます。

購入前に確認したい置き場所と通信環境

本体が収まるだけでなく、掃除や消耗品交換ができる余白も必要です。設置前に、次の点を確かめておきましょう。

  • 床と周囲の余白:硬く水平な床が基本です。敷物の上や、壁・家具に触れる置き方は避けます。Catlog Board 2は壁などから5〜10cm離し、トレッタは強い光が直接当たらない場所に置きます。
  • 掃除するための空間:Catlog Board 2は幅48×奥行33.5cm、トレッタは幅42.8×奥行56.1cm。本体の寸法に加え、トイレを持ち上げたりシートを交換したりするスペースを残します。
  • 通信と電源:実際の設置場所でWi-Fiが届くかを確認します。Catlog Board 2は乾電池式、トレッタはコンセント式なので、後者は猫がコードを触りにくい配線も考えましょう。

トイレの数や配置から見直したい方は、猫トイレの置き場所と頭数別の必要数も参考にしてください。

記録は普段の様子と一緒に振り返る

スマートトイレの記録は、その猫の普段の体重や排泄の傾向を知り、変化に気づくための手がかりになります。一度の数値だけで判断せず、食事や動き、掃除のときに見た尿・便の状態も合わせて振り返りましょう。

機器には測定漏れや誤差があり、記録だけで健康状態を判断することはできません。気になる変化があれば、記録と猫の様子を獣医師に伝えてください。何度もいきむのに尿がほとんど、または全く出ないときは、記録がたまるのを待たず、すぐに動物病院へ連絡してください。 コーネル大学の猫の下部尿路疾患の解説でも、尿道閉塞は直ちに診療が必要な緊急事態とされています。

今のトイレを残して記録を始めたいならCatlog Board 2、映像でも利用時の様子を確かめたいならトレッタ。猫が使いやすいことを前提に、欲しい記録と続けやすい費用から選んでみてください。