子猫の主食は「成長期用の総合栄養食」から選ぶ
袋やパウチで最初に見るのは、何歳の猫の主食として作られているかです。総合栄養食は、水とともに与えることで、その対象の成長段階に必要な栄養を満たすよう作られています。子猫には、成長期用、または成長期を含む全年齢用を選びます。表示の違いはペットフード協会のフードの種類で説明されています。
- まだ離乳前:子猫用ミルクなど、授乳期に合う食事が必要です。
- 離乳の途中:子猫用の離乳食や、製品の案内に沿ってふやかした成長期用フードを用意しましょう。
- 自分で固形食を食べられる:成長期用のドライやウェットから、口に取りやすく食べ進められるものを選びましょう。
離乳期は、月齢だけでなく食べる様子も大切です。口に入れにくそうなら形状を見直し、成猫用フードを多めに与えることで代用せず、成長期に合う食事を用意してください。離乳からの進め方はペットフード協会の子猫の食事案内も参考になります。
パウチには、主食用と、おかずとして加える一般食があります。「子猫向け」の文字と一緒に用途も確認しましょう。総合栄養食と一般食の違いを知ると、売り場で選びやすくなります。
ドライとウェットは、食べ慣れた形を続ける
迎えたばかりなら、まずは前の飼育先で食べていたフードを確認しましょう。住む場所と食事が一度に変わる負担を減らすため、適切な子猫用フードを食べている場合は、その食事をしばらく続けることが勧められています。International Cat Careの子猫ガイドも、迎える前に食事の種類を確認するよう案内しています。
| 食事の形 | 家庭での使いやすさ | 選ぶときに見ること |
|---|---|---|
| ドライ | 少量ずつ量り分けやすい | 口に取りやすい粒か、開封後に使い切れる容量か |
| ウェット | 柔らかい食感を選べて、食事からも水分を取れる | 成長期の主食用か、一回に食べる量に対してパウチが大きすぎないか |
| 併用 | 食べ慣れた主食を残しながら形を組み合わせられる | 両方の一日分を丸ごと足さず、合計の給与量を調整できるか |
ドライでもウェットでも、成長期の主食として使える表示を確かめましょう。水は食事の形にかかわらず、いつでも飲めるよう用意します。
小袋340gから試せる、アカナとオリジンのドライを比較
固形のドライを食べられるようになったら、アカナ ファーストフィーストキャットとオリジン キトゥンも候補です。どちらも子猫向けで340g入りがあり、まず少量を買って食べ方を確かめてから、次の容量を決められます。
| 比較項目 | アカナ ファーストフィーストキャット | オリジン キトゥン |
|---|---|---|
| 容量 | 340g・1.8kg | 340g・1.8kg・5.4kg |
| 100g当たりのエネルギー | 385kcal | 412kcal |
| タンパク質 | 37%以上 | 40%以上 |
| 脂肪 | 18%以上 | 20%以上 |
| 穀類の使用 | オーツ麦を使用(穀類あり) | 穀類不使用(グレインフリー) |
| 原材料に含まれる食材の例 | 鶏、ニシン、七面鳥、卵など | 鶏、七面鳥、サーモン、ニシン、卵など |
成分と容量はアカナの商品情報、オリジンの商品情報をもとにしています。エネルギーはkg当たりの表示を100g当たりへ換算しました。
同じ100gで比べると、オリジンのほうが高カロリーです。フードが変わると、同じg数でも食べるエネルギーが変わるため、新しい製品の給与量表で一日量を確かめましょう。タンパク質や脂肪の数値が高いほど、その子に合うとは限りません。食べ方や便の状態、成長の様子も見ながら選んでください。
アカナ ファーストフィーストキャット
穀類を含むフードを食べ慣れていて、同じく穀類を使った子猫用レシピを探すときの候補です。オーツ麦を含み、340g入りで食べ方を確かめてから1.8kgへ容量を変えられます。
| 小袋の容量 | 340g |
|---|---|
| エネルギー | 385kcal/100g |
オリジン キトゥン
穀類を使わない子猫用ドライを探していて、少量から食べ方を確かめたい家庭の候補です。鶏や七面鳥に加えてサーモンなども使われているので、食べ慣れた食材と比べて検討できます。
| 小袋の容量 | 340g |
|---|---|
| エネルギー | 412kcal/100g |
公式ショップのリンクは、まずアカナ・オリジンのブランド紹介ページが開きます。そこから公式ストアへ進み、商品名と「340g」を選んでください。
どちらも複数の肉・魚などを含むレシピです。避けるよう指示された食材がある場合は、原材料全体を確認してください。
穀類の有無を選ぶ理由がまだはっきりしない場合は、グレインフリーの意味と選び方から整理できます。食べているものに問題がなければ、穀類不使用へ急いで替える必要はありません。
買ったあとは、少しずつ替えて食べ方を見る
新しいフードは、現在の食事に少量ずつ混ぜ、製品の案内に沿って割合を増やします。食べた量や便の様子を見ながら進め、急いで全量を替えないようにしましょう。
- 今の食事を確認:フードの商品名と、一日に食べている量を確認する。
- 新しいフードを準備:対象月齢と給与量表を読み、小袋から用意する。
- 少しずつ切り替える:食べ残しや便の変化を見ながら、新しいフードの割合を増やす。
- 成長に合わせて調整:体重を量り、一日量を見直す。
アカナとオリジンでは、給与量表の月齢区分にも注目してください。具体的な一日量は、子猫のごはんは一日何g?給与量表の読み方で説明しています。食事が取れない、繰り返し吐くなどの変化があるときは、別の商品を次々に試すより先に動物病院へ相談してください。
子猫用フードはいつまで?成長に合わせて切り替える
成長期用フードを続ける目安は、多くの猫で1歳頃までです。ただし、成長の速さや体格によって時期は異なります。ピュリナ インスティテュートの子猫の給餌解説では、骨格の成熟まで成長期に適した食事を与え、体重や体型を見て調整することが勧められています。
避妊・去勢をしたあとも、まだ成長中なら「成猫用」の文字だけで切り替えず、対象年齢を確認しましょう。迷う場合は、現在のフードと食べている量を伝えて獣医師に相談すると選びやすくなります。
まずは今の月齢に合う主食を決め、食べられる形と小袋を選ぶところから。気に入った一食を、成長に合わせて量り直しながら続けていきましょう。


