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多頭飼い向け2皿型自動給餌器2台を比較|配分の違いと横取り対策

「二匹のごはんを同じ時刻に用意したいけれど、食べる量や速さが違うのが気になる」。今回比べる2皿型なら、左右の配分を手動で調整したいときはエレコム PET-AF02WH、均等に分ける方式でよければWAGWAG TATWO WG503が候補になります。

どちらも一つのタンクから二つの皿へフードを出す仕組みです。配分や給餌回数の違いに加え、横取りが気になるときの別方式と、使い始めの試運転まで紹介します。

一匹が二皿型給餌器で食べ、もう一匹が空いた隣の皿へ近づく多頭給餌の観察場面
二つの皿へ同時に出す機能と、猫ごとに食事を分ける方法は区別して選びましょう。

2皿型を比較|配分を変えるならエレコム、均等給餌ならWAGWAG

2台の主な違いは、左右への配分、タンク容量、1日に設定できる給餌回数です。

機種タンク容量左右への配分給餌回数
エレコム PET-AF02WH約6Lスプリッターを手で動かして7段階に調整最大6回/日
WAGWAG TATWO WG5034L2皿へ均等・同時に給餌最大5回/日

選ぶときは、左右へどう分けたいかで考えると分かりやすくなります。

  • 左右の配分を変えながら使いたい:7段階で調整できるPET-AF02WH。
  • 同じ配分で、二つの皿へ同時に出したい:均等給餌のWG503。

どちらも猫を識別して一匹ずつ量る機種ではありません。体格だけで必要量を決めず、実際に出る量と、それぞれの猫が食べた量を確かめて使いましょう。

二匹がそれぞれ落ち着いて食べられることを優先

猫の食事場所は、一般に一匹ずつ分けることが勧められています。Cats ProtectionとAAFP/ISFMのガイドラインも、猫同士の競合を減らすため、それぞれの給餌場所を設けるよう案内しています。Cats Protection、AAFP/ISFMの環境ガイドライン

2皿型を検討する場合も、「仲がよいから並べば大丈夫」と決めず、普段の食事で次の様子を確かめましょう。

  • 相手を気にして食べるのをやめたり、器へ近づくのをためらったりしていないか。
  • 早く食べ終えた猫が、もう一匹の皿へ移っていないか。
  • 同じフードを食べられるか。猫ごとに種類や量を厳密に分ける必要がないか。

横取りや食事の遠慮がある家庭では、下で紹介する食事場所の分離や個体識別型から検討してください。

PET-AF02WH|左右配分を7段階で調整できる6Lモデルの商品写真

PET-AF02WH|左右配分を7段階で調整できる6Lモデル

左右へ出るフードの配分を変えたいときは、エレコム PET-AF02WHが候補です。排出口のスプリッターを手で動かし、7段階から配分を選べます。いつものフードで左右を別々に量り、希望する配分に近づく位置を探しましょう。

調整するのは一回分を左右へ振り分ける割合です。たとえば「左の皿に20g、右の皿に10g」と、別々にグラム数を指定する機能ではありません。

約6Lのタンクを備え、給餌は最大6回/日まで設定できます。WG503より大きな容量が必要な場合や、一日分を6回に分けて用意したい場合に比べたい一台です。交換用乾燥剤はPET-AFD1、保証期間は1年です。

Yahoo!ショッピングの掲載先は取り寄せ販売です。注文前に発送予定を確かめてください。

主な仕様

PET-AF02WH|左右配分を7段階で調整できる6Lモデルの主な仕様
容量約6L・2ボウル
主な仕様左右配分7段階
機能・手入れ最大6回/日
WAGWAG TATWO 猫・中小型犬用 自動給餌器 WG503の商品写真

WAGWAG TATWO WG503|左右へ均等に給餌する4Lモデル

左右へ同じ配分で出したいなら、WAGWAG TATWO WG503が候補になります。ドライフード用の4Lタンクから二つの皿へ同時に分け、1日最大5回まで給餌を設定できます。

左右の配分を変更する操作はなく、時刻と一回分の給餌設定を中心に使う方式です。乾燥剤を交換する際は、WG503に対応するものを選んでください。

主な仕様

WAGWAG TATWO WG503|左右へ均等に給餌する4Lモデルの主な仕様
容量4L
主な仕様2ボウルへ均等・同時給餌
機能・手入れ最大5回/日

食事を分けたいときの対策と、2タンク型との違い

2皿へ同時に出すことより、「それぞれの食事を守りたい」「一匹に2種類のフードを出したい」が目的なら、必要な仕組みも変わります。

二皿同時給餌、二タンク一皿、個体識別ふた、別室給餌の四方式を並べた比較図
食事場所を分ける、タグでふたを開ける、2種類を一つの皿へ出す。それぞれ役立つ場面が異なります。

食事場所を分ける|離れた場所や別室で一匹ずつ給餌

片方が隣の皿へ移るなら、離れた場所や別室に器を用意し、それぞれが食べ終わるまで見守れる形にしましょう。給餌器を2台使う場合も、横に並べるだけでは互いの皿へ移れてしまいます。

療法食などでフードを分ける必要があるときは、獣医師の指示に沿って種類と量を決め、ほかの猫の食事へ入れない環境を整えてください。

個体識別型を使う|首輪タグで開くCATLINK RFID Pet Feederの商品写真

個体識別型を使う|首輪タグで開くCATLINK RFID Pet Feeder

CATLINK RFID Pet Feeder(商品コード8207)は、専用の首輪タグを着けた猫に反応してふたが開く製品です。タイマーでフードを出す2皿型とは違い、用意した食事へのアクセスをタグで制御する仕組みになっています。

200mLのトレーが二つありますが、二匹へそれぞれ別のトレーを開く装置ではありません。猫ごとに種類や量を分けて管理する場合は、一匹につき本体1台が必要です。

使い始めは、猫が首輪タグとふたの動きに慣れるかを在宅中に試しましょう。ふたが開いている間にほかの猫が入り込む可能性もあるため、置くだけで横取りを完全に防げるとは考えず、実際の食べ方を確かめてください。

参考:PET-AF08WHは一匹用の2タンク・1皿型の商品写真

参考:PET-AF08WHは一匹用の2タンク・1皿型

エレコム PET-AF08WHは、約2Lのタンクを左右に一つずつ備え、2種類のドライフードを一つの皿へ出す機種です。給餌は最大6回/日で、一匹の食事を時間帯や配合を変えて用意したいときの選択肢になります。

タンクは二つ、食器は一つの一匹用なので、多頭飼い用の2皿型とは用途が異なります。「2タンクだから二匹に別々のフードを配れる」と取り違えないよう、出てくる先の皿まで確認しましょう。

主な仕様

参考:PET-AF08WHは一匹用の2タンク・1皿型の主な仕様
容量独立2Lタンク×2
主な仕様1つの食器へ給餌
機能・手入れ最大6回/日

設置では、猫の出入りと毎日の手入れの余白を確保

2皿型は本体と器が収まるだけでなく、二匹が近づき、食べ終わって離れるための空間も必要です。

  • 猫が出入りする余白:食べ終わった猫が、もう一匹をまたがず後ろへ下がれるか。
  • 手入れと補充の余白:上のふたを開け、手前の器を取り外して洗えるか。
  • 本体と電源の配置:安定した場所に置けて、コードをかじられにくい経路にできるか。

スペースがあっても、一方が相手を気にして食事をやめるなら、並べる配置にこだわらず食事場所を分けましょう。

留守番に使う前に、在宅中のお試し給餌を

飼い主が二皿の量を別々に量り、二匹の立ち位置と食後の動線を観察する試運転図
普段のフードで左右を別々に量り、出た量と二匹の食べ方を確かめます。

届いた初日から留守番に使わず、飼い主がいる時間に次の順序で試してください。

  1. 左右へ出た量を、別々に量る。いつものドライフードを使って数回出し、希望する量と配分に合うか確認します。「均等給餌」でも粒の形や大きさなどによって差が出るため、表示だけで決めず実際の重さを確かめましょう。
  2. 二匹が食べ始めてから、食べ終わるまで見守る。片方が待っていないか、途中で譲っていないか、食後に隣の皿へ移っていないかを確認します。横取りがあれば食事場所を分ける方法へ切り替えてください。
  3. 予約時刻と予備電源の動作を確かめる。予定した時刻にフードが出るかを試し、予備電源は機種の説明書に沿って確認しておきましょう。

配分の機能と、二匹の食べ方が合う一台へ

2皿型は、決まった時刻に二つの皿へごはんを用意する手間を減らせます。選ぶときは、同時に出せる便利さと、二匹がそれぞれ落ち着いて食べられることを大切にしてください。

まずは普段の食事で、左右の配分を変えたいのか、食事場所を分けた方がよいのかを確かめましょう。候補が決まったら、置き場所とフードへの対応条件を照らし合わせ、購入先で在庫や納期を確認してから選んでください。

一匹ずつ給餌器を用意する場合は、自動給餌器全体の比較へ。外出先から食事の様子も見たい方は、カメラ付き給餌器の比較を参考にしてください。

参考資料