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グレインフリーのキャットフードは必要?穀類不使用の意味と選び方

「猫は肉食だから、穀類が入っていないフードのほうがいいのかな」と迷っていませんか。グレインフリーは穀類を使っていないという意味で、健康な猫の主食に必須というわけではありません。猫は適切に加工された穀類を消化できます。年齢や健康状態に合う栄養バランスを確かめたうえで、選択肢の一つとして考えましょう。

この記事では、グレインフリーと低糖質・アレルギー対応の違いを整理します。後半ではピュリナ ワンのチキンと白身魚を例に、原材料とカロリー、一日量の読み方を比べます。

穀類、豆やいも、原材料欄、一日量をそれぞれ確かめる様子を示した図
穀類の有無に加え、使われている原材料と一日量も一緒に確かめましょう。

「穀類不使用」と、主食に必要な栄養を分けて考える

グレインフリーは、一般に小麦・米・とうもろこしなどの穀類を使っていないフードを指します。「総合栄養食」のように、必要な栄養を満たしていることを示す表示とは別です。

毎日の主食を選ぶなら、まずは猫用の総合栄養食で、愛猫の年齢に合っているかを確認してください。そのうえで、原材料や食べ方、続けやすい量・価格を比べると選びやすくなります。

猫は肉食でも、適切に加工された穀類を消化できる

猫は肉食動物ですが、加熱など適切に加工された穀類を消化できます。穀類はエネルギーや食物繊維などの供給源にもなるため、「入っているから猫に合わない」とは限りません。

健康な猫すべてに穀類不使用が必要という根拠はなく、穀類入りでも、年齢や健康状態に合う総合栄養食を選べます。今のフードで食欲や体重、便の状態が安定しているなら、グレインフリーという表示だけを理由に急いで替える必要はありません。

原材料とカロリーを確かめる3つのポイント

グレインフリーを検討するときに分けて考えたいのは、次の3点です。

  • 炭水化物の量:穀類の代わりに、豆類やいも類などを使う商品があります。穀類不使用でも、糖質ゼロになるわけではありません。
  • カロリー:グレインフリーだから低カロリーとは限りません。体重が気になるときは、表示されたエネルギーと一日量を確認しましょう。
  • アレルギーへの対応:肉や魚なども原因になり得ます。「魚味」「穀類不使用」という名前だけでは、避けたい原材料が入っていないか判断できません。

「グルテンフリー」「単一たんぱく源」「限定原材料」といった表示も、それぞれ意味が異なります。気になる条件がある場合は、商品名に加えて原材料欄全体を確かめてください。

かゆみや胃腸の不調が続くときは、獣医師と原因を確認

皮膚や耳のかゆみ、下痢や嘔吐などが繰り返すときは、穀類の有無だけで原因を決めず、獣医師へ相談しましょう。療法食を使っている猫も、自己判断で切り替える前に確認が必要です。

相談時は、現在のフード名と原材料欄、食べ始めた時期、症状が出た時期のメモが役立ちます。食事以外の原因も含めて考えられるようにしておくと、話を進めやすくなります。

ピュリナ ワンのチキンと白身魚、どちらを選ぶ?

ここからは、表示を読む具体例として、ピュリナ ワンのグレインフリー2品を比べます。どちらも1歳以上の成猫用総合栄養食で、1.6kg入りは400gずつ4袋に分かれています。

比べる項目チキン白身魚
第一原料チキン白身魚
そのほかの原材料の例チキンミール、えんどう豆でんぷん、キャッサバ粉、大豆たんぱくなどチキンミール、チキンなど
100gあたりのエネルギー約413kcal約365kcal
4〜5kgの猫の一日量の目安60〜70g65〜80g
上の一日量で、1.6kgを食べ切る計算例約23〜27日分約20〜25日分

白身魚にもチキンミールとチキンが含まれています。魚だけのフードではないため、鶏原料を避ける目的なら、この2品は候補に入りません。

同じ100gなら、チキンのほうが約48kcal高くなります。同じカロリーを用意するなら、チキンは少なめの重さ、白身魚は多めの重さになるので、普段食べる量や風味の好みも選ぶ手がかりになります。

味を替えるときは、前と同じグラム数にせず、それぞれの目安量から調整しましょう。白身魚がこの2品の中で低カロリーでも、それだけで減量用フードという意味にはなりません。

ピュリナ ワン グレインフリー チキンの商品写真

ピュリナ ワン グレインフリー チキン

チキンを主原料にした配合から選びたい、1歳以上の成猫向けの候補です。これまで食べてきたフードの原材料や好みを参考にしながら、切り替えを考えられます。

4〜5kgの給与目安なら、400gの小分け袋は約6〜7日分。袋を一つずつ開けて使えます。穀類は使っていませんが、えんどう豆でんぷんやキャッサバ粉、大豆由来原料、卵などを含むため、特定の原材料を避けたい場合は表示全体を確認してください。

主な仕様

ピュリナ ワン グレインフリー チキンの主な仕様
内容量1.6kg
対応範囲1歳以上の成猫用
栄養・給与目安総合栄養食
主な仕様グレインフリー
栄養・給与目安生のチキンを主原料
栄養・給与目安413kcal/100g
栄養・給与目安体重4〜5kgの標準給与量60〜70g/日
ピュリナ ワン グレインフリー 白身魚の商品写真

ピュリナ ワン グレインフリー 白身魚

白身魚を第一原料にした配合を試したい、1歳以上の成猫向けの候補です。鶏原料も使っている点は、選ぶ前に押さえておきましょう。

  • 食事の目的:成猫用総合栄養食。
  • 内容量:1.6kg(400g×4袋)。
  • エネルギー:約365kcal/100g。
  • 4〜5kgの一日量:65〜80g。小分け400gなら約5〜6日分です。

購入先には取り寄せの商品もあるため、残っているフードが少ないときは、お届け予定も見てから選んでください。

切り替えるときは、体重に合う一日量を量り直す

ピュリナ ワン2品の一日量の目安は次のとおりです。同じシリーズでも必要なグラム数が違うので、計量カップの見た目だけで合わせず、重さを量って用意しましょう。

猫の体重チキン白身魚
2〜3kg30〜45g/日30〜50g/日
3〜4kg45〜60g/日50〜65g/日
4〜5kg60〜70g/日65〜80g/日
5〜6kg70〜90g/日80〜100g/日
6〜7kg90〜100g/日100〜115g/日

これは各商品を主食にする場合の目安です。食べ方や体型、活動量に合わせて調整し、おやつやウェットを足す場合は、そのカロリーも一日分に含めて考えてください。

新しいフードは、メーカーの案内に沿って今のフードへ少しずつ混ぜて切り替えます。開封日を残し、袋の口を閉じて涼しい場所で保管しましょう。詳しくは開封後の保存方法で確認できます。

よくある質問

グレインフリーとグルテンフリーは同じですか?

同じではありません。グレインフリーは穀類を使わないこと、グルテンフリーは小麦などに含まれるグルテンを使わないことを示します。何を避けたいのかに合わせて、対象となる表示と原材料を確認してください。

糖質の量は、どこを見れば分かりますか?

商品に炭水化物や糖質の量が示されていなければ、メーカーへ確認してください。食物繊維・粗繊維の数字だけからは判断できません。食事療法で量を管理する場合は、獣医師の指示に従いましょう。

どちらの味が愛猫に合うか、どう選べばよいですか?

これまで問題なく食べてきた原材料と、好んで食べる風味を手がかりに、まずは続けられる量を選びましょう。購入後は食べる量や便、体重の変化を見ながら調整します。穀類の有無だけで決めず、主食としての条件も合わせて確認すると選びやすくなります。

主食表示を詳しく知りたい方は、総合栄養食と一般食の違いも参考にしてください。

参考資料